商品の説明
★著名な著者の作品ではありませんがこちらは特にお勧めの本として出品いたします。自己から見て外部を描写する中に詠み手の心が強く深く反映しています。ぜひ読んでみていただきたいと思います。
「私は、罪を犯そうと思って犯罪に手をそめました」と告白する著者の受刑生活4年の経験をもとに詠んだ歌集です。受刑経験の無い者には想像のできない経験から得られた学びと心の変遷が歌に表現されています。
以下にその数点を選んで記しておきます。ご興味をお持ちになられた方はぜひ読んでみてください。受刑者である詠み人の願いが伝わってくるはずです。
ひげ剃りに鏡の中の吾を見る
読書を楽しむためのおすすめタイトルが揃い、好みに合わせた選択が可能
　　彼もまた外の吾を見ており
吾の身に三十一(みそひと)文字が染まりゆく
クラシックな作品から現代小説まで幅広いジャンルが楽しめます
　　三十一歳(みそひととせ)になりた近ごろに
無意識に叩きおとさん
高品質な印刷と装丁が特徴です
　　手をおもいとどめて蜘蛛を掬いあげたる
水を出しっぱなしの人を見て昔
　　母に叱られし遠き日思う
血も涙もなき鬼たちが集う獄と
　　思いきや笑い溢るる人の世
- タイトル: 獄遊記
- 著者: 伴茶愚連隊
- 出版社: 文芸社
- 価格: 500円
- ISBN: 978-4-286-24226-2
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商品の情報
カテゴリー本・雑誌・漫画 > 本 > 文学・小説商品の状態未使用に近い発送元の地域神奈川県

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